時間は流れているという錯覚
時間は過去から未来へと流れているのはあた
り前と言われるかもしれません。しかし実は
時間は流れていません。なにを言っているの
ですか?、と言われかるもしれませんが現代
物理学のひとつの考え方として時間は存在し
ないと言われています。これは人が時間の流
れを感覚的に捉えているだけというものです
これを日常的に理解するのは難しいです。
すこし意味合いが違いますが次のような例も
似たようなことです。お湯は熱くて、水は冷
たいわけではない。これも人間の感覚的なも
ので、実際は水の分子の活動が大きいものが
お湯で、小さいものが水です。お湯が熱いと
感じるのは人の感覚です。
ピアノは鳴っていない
これは音にも言えます。ピアノを演奏すると
その音が聞こえますが、実はピンともポンと
も鳴っていません。弦が振動して、空気に伝
わり、それが鼓膜を震わせ、音がなっている
ように聞こえます。
時間にも同じことが言えます。世界のあらゆ
るものが変化していき、形を変えています。
この変化をとらえて人は時間が流れていると
認識しています。そう考えると過去も未来も
人が考えた産物と言えます。人は考えの90
%は過去を後悔して、未来に対して不安を抱
いていると言われています。
今しか存在しない
時間が存在しないなら、その過去や未来に対
して考えるエネルギーを費やすのはもったい
と思いませんか。存在するのは、たった今、
この時だけです。過去に起こったことは変え
られません。まだ来ない未来を作ることもで
来ません。変えられるのはこの今だけです。
もし、人生を変えたいのでしたら、今、この
時だけに集中して、今できることに全力を尽
くすことを考えましょう。
この記事へのコメントはありません。