登山家 ジョージ・マロリー
この言葉を残したのはイギリスの登山家、
ジョージ・マロリー(1986-1924)です。
この時代、まだエベレストへの登頂は
されておらず、幾度となく挑戦されていました。
1923年ニューヨーク・タイムズの記事の
中で、記者が「なぜあなたはエベレストに
登りたかったのですか」との質問に「Because
it’s there」と答えています。
日本語の意訳
この言葉を最初に日本の紹介したのは、1954年に
出版された「エヴェレスト登頂記」で、「Because
it’s there」を「そこに山があるから」と書かれて
いました。マロリーは言いたかったことは、
「そこにエベレストがあるから」であり、山全般では
ありませんでした。
でもこの言葉は哲学的な意味があるように
とらえられて、いまに至ります。
つまり、山に登る目的は、頂上を目指したいとか
だれも成し遂げたことがない事をしたいとか
そういう目的はいらない。ただそこに山が
存在するから、登るのだと、思われています。
もし山を人生に言い換えると
もしあなたが「あなたはなんの為に生きて
いるのですか」と聞かれたらどう答えますか?
マロリー風なら「ここに人生があるから」と
なるでしょう。
質問した人は「は?」となると思いますが
実はこれは真実なのです。つまり私達は
ここに存在するだけの生き方が本来の姿
です。
作り出された人生
私たちは色々な外部から影響を受け、人生を
形作られて来ています。こんな風に生きたいとか
あんな風になりたいというものが実は、本来の
自分とはかけ離れたものかもしれません。
このかけ離れた生き方はとても疲れます。
ありのままの自分、本来の自分をもう一度
見つめ直して、楽な生き方にしてみませんか。
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